【和歌山】2011年9月の台風12号水害からの復興を期すイベントとして始まった「新宮・那智勝浦天空ハーフマラソン大会」が19日、新宮市と那智勝浦町を結ぶ自動車専用道路で開かれた。大水害から10年以上が過ぎ、一定の役割を果たせたとして第9回…

 【和歌山】2011年9月の台風12号水害からの復興を期すイベントとして始まった「新宮・那智勝浦天空ハーフマラソン大会」が19日、新宮市と那智勝浦町を結ぶ自動車専用道路で開かれた。大水害から10年以上が過ぎ、一定の役割を果たせたとして第9回の今大会で最後となった。

 ハーフマラソン、10キロ、3キロの3種目に計2204人がエントリーした。記者もハーフマラソンに参加。めったに経験できないトンネル内のランは、日が照りつける外より涼しく走りやすかった。

 コースには新宮、新翔、近大新宮の3高校のボランティアの生徒や市町の職員がおり、多くの声援をもらった。那智勝浦インターチェンジ付近では、地元のよさこい踊り団体「チーム雅龍」が大きな旗を振って応援する姿に元気づけられた。完走後に配られたお弁当の郷土料理めはりずしは、いつも以上においしく感じた。

 大会実行委の担当者は「無事に大会を終えられてほっとしている。天気に恵まれ、たくさんの人に走ってもらえた」と話した。(伊藤秀樹)