前走コリアCは2着に10馬身差をつける完勝となったクラウンプライド(栗東・新谷功一厩舎)。昨年2着に続き、今年もチャンピオンズC(12月3日・中京ダート1800m)への出走を予定しており、今朝22日はレースに向けた1週前追い切りを行って…

 前走コリアCは2着に10馬身差をつける完勝となったクラウンプライド(栗東・新谷功一厩舎)。昨年2着に続き、今年もチャンピオンズC(12月3日・中京ダート1800m)への出走を予定しており、今朝22日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 1回目のハローが終了した直後の時間帯にCWへ入場。ニシノザイホウが先頭、それにフミヤングフェイスが続き、一番後ろから小崎綾也騎手(レースは川田将雅騎手が騎乗予定)が跨るクラウンプライド。6F標識を過ぎたところから前を意識して追いかけるようになり、3コーナー地点では前2頭とほとんど差のないところまで詰めてくる。

 そして、4コーナーの手前では完全にクラウンプライドが前に出て、最後の直線は単走のような追い切り。1頭になったこともあってか、ゴール前の脚色はやや鈍っていて、それに後続2頭が併せ馬で差を詰めてくるような形になった。

 時計は6F78.4-5F64.0-4F50.8-3F37.6-2F24.4-1F12.4秒。ゴール前は失速しているが、中盤が13秒前半のラップを踏んでいて、このラストのまとめ方はさすが。ちなみに6F時計は自己ベストを更新しており、レース間隔はあいているが、かなり強い負荷をかけて仕上げにきている。

(取材・文:井内利彰)