大舞台で惜敗が続くダノンベルーガ(牡4、美浦・堀宣行厩舎)が、ジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)でGI初制覇を狙う。  ダノンベルーガは父ハーツクライ、母コーステッド、母の父Tizwayの血統。2歳秋の新馬、続く共同通信杯とデ…

 大舞台で惜敗が続くダノンベルーガ(牡4、美浦・堀宣行厩舎)が、ジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)でGI初制覇を狙う。

 ダノンベルーガは父ハーツクライ、母コーステッド、母の父Tizwayの血統。2歳秋の新馬、続く共同通信杯とデビュー2連勝。しかし、クラシックでは皐月賞、日本ダービーともに4着。古馬との戦いに転じて以降も天皇賞(秋)が3着、ジャパンCが5着、ドバイターフが2着、札幌記念が4着、そして前走の天皇賞(秋)が4着と、大崩れなく走れているものの、勝利に手が届いていない。ただ、近走を見る限り、徐々に距離適性が長めにシフトしている印象。ジャパンCは昨年5着だが、天皇賞(秋)から400mの距離延長となるのは悪くないはずだ。

 実績馬が順当に走る傾向のジャパンCだが、昨年は5年ぶりにGI未勝利のヴェラアズールが制した。追い風は吹いている。7回目のGI参戦。これまで4戦4敗の同期イクイノックスに、今度こそは一矢報いることを期待したい。