昨年と今年のオークス馬、スターズオンアース(牝4、美浦・高柳瑞樹厩舎)とリバティアイランド(牝3、栗東・中内田充正厩舎)が、ジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)で初対決する。  下馬評ではGI・4連勝中のリバティアイランドがリー…

 昨年と今年のオークス馬、スターズオンアース(牝4、美浦・高柳瑞樹厩舎)とリバティアイランド(牝3、栗東・中内田充正厩舎)が、ジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)で初対決する。

 下馬評ではGI・4連勝中のリバティアイランドがリードしているように思われるが、データ的にはどうだろうか。86年以降のオークス馬が、牡馬混合のGIで対決したことは7回。その結果から考察してみよう。

・97年有馬記念(3着…5歳エアグルーヴ、8着…4歳メジロドーベル、14着…6歳ダンスパートナー)
・98年宝塚記念(3着…6歳エアグルーヴ、5着…5歳メジロドーベル)
・98年有馬記念(5着…6歳エアグルーヴ、9着…5歳メジロドーベル)
・14年宝塚記念(9着…5歳ジェンティルドンナ、11着…4歳メイショウマンボ)
・14年有馬記念(1着…5歳ジェンティルドンナ、15着…4歳メイショウマンボ)
・20年ジャパンC(1着…5歳アーモンドアイ、3着…3歳デアリングタクト)
・22年ジャパンC(4着…5歳デアリングタクト、10着…4歳ユーバーレーベン)

 一目瞭然、2頭の対決となった6回は全て年長馬が先着している。そして3頭の対決となった97年有馬記念も、2番目に年長のエアグルーヴが再先着。後輩オークス馬はことごとく苦戦を強いられているのだ。このデータに従えば、今年はスターズオンアースがリバティアイランドに先着すると考えられるが、果たしてどうなるか。いずれにしても歴史的名牝2頭の戦いには要注目である。