<大相撲十一月場所>◇十日目◇21日◇福岡・福岡国際センター なんとか粘りたい気持ちが生んだ“カエルジャンプ”が館内をざわつかせた。三段目八十二枚目・朝氣龍(高砂)と三段目八十五枚目・山藤(出羽海)の一番は、朝氣龍が…
<大相撲十一月場所>◇十日目◇21日◇福岡・福岡国際センター
なんとか粘りたい気持ちが生んだ“カエルジャンプ”が館内をざわつかせた。三段目八十二枚目・朝氣龍(高砂)と三段目八十五枚目・山藤(出羽海)の一番は、朝氣龍が押し倒しで勝利。敗れた山藤だったが、土俵下に豪快にダイブした様子が、ファンの注目を浴びることとなった。
朝氣龍は169センチ・87.3キロ、山藤も175.4センチ・76.8キロと大きな力士が揃う中では小柄な2人だが、朝氣龍は立ち合いからスッと手を伸ばして山藤の動きを制すると、その後は姿勢を低くしての突き押しで、軽量の山藤の状態を大きくのけぞらせた。ほぼ勝負ありという土俵際で、なんとか執念を見せたい山藤は、体をねじるようにして残そうとしたものの、さすがに残すことができなかった。
館内がざわついたのはこの後。ぎりぎりまで粘った分、その反動で一気に土俵下へ落ちていくことになった山藤は、カエルのようにピョンとダイブ。豪快に上半身から土俵下へ叩きつけられるような格好になったが、うまく両手で衝撃を緩和したのか、ケガをうまく防いでいた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)