今週末は、日本馬と外国馬が覇を競う国際レース・第43回ジャパンC(GI、東京芝2400m)が行われる。 年度代表馬にして前走天皇賞・秋をレコード勝ちのキタサンブラック産駒イクイノックス、ドゥラメンテ産駒で牝馬三冠を達成したリバティアイランド…

今週末は、日本馬と外国馬が覇を競う国際レース・第43回ジャパンC(GI、東京芝2400m)が行われる。

年度代表馬にして前走天皇賞・秋をレコード勝ちのキタサンブラック産駒イクイノックス、ドゥラメンテ産駒で牝馬三冠を達成したリバティアイランドの対決に注目が集まる今年。他にもハーツクライ産駒のダービー馬ドウデュース、昨年の覇者でエイシンフラッシュ産駒のヴェラアズールなど、多彩な血統構成の馬が集結した。

◆【ジャパンカップ2023特集】「イクイノックスvs.リバティアイランド」予想に役立つ馬券攻略ガイド 出走予定、予想オッズetc.

ここでは馬券検討のヒントとなる「血統」で本競走を攻略する。

■ジャパンCはハーツクライ産駒と好相性

過去5年、東京芝2400mの最多35勝は【35.29.26.182】のディープインパクト。これに続くのは【17.9.9.116】のハーツクライ、次点は【14.13.5.75】のルーラーシップ。【9.10.5.64】のハービンジャー、さらには【9.9.4.76】のステイゴールドと続く。

今年のジャパンCにディープインパクト産駒は不在。そこで浮上するのはランキング2位のハーツクライ産駒だ。本レースでもシュヴァルグラン、スワーヴリチャードが勝利を収めており、ダービー馬も複数輩出。東京芝2400mでは特注の血統と言えよう。

今年、出走登録があるハーツクライ産駒は5頭。集計期間内のGIレースでは同産駒の馬券内が3~5歳馬に限定されていたことから、出走回避が決定したコンティニュアスを除く該当馬のドウデュースとダノンベルーガを考察する。

■ダノンベルーガは短期免許の外国人騎手が決め手に

父ハーツクライ×母父ヴィンディケーションのドウデュース。東京芝2400mと好相性の父はもちろんのこと、前走東京芝2000mで掲示板外という条件を満たす点が味方しそうだ。集計期間中、前走東京芝2000mかつ6着以下だったハーツクライ産駒の成績は【2.0.1.4】単勝回収値111。前述の勝ち馬スワーヴリチャードもこれに該当しており、前走惨敗→今回一変の可能性は高いと見た。

もう1頭のダノンベルーガは昨年の本レース5着馬。ダービー4着と合わせて一定の適性を秘めていると言えそうだ。集計期間内において、短期免許取得の外国人騎手騎乗で東京芝2400mに臨んだハーツクライ産駒の成績は【2.2.2.5】馬券内率54.5%。豪華メンバーのなかで人気の盲点になりそうな今回、積極的に狙ってみたい穴馬候補だ。

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文●SPREAD編集部