第103回全国高校ラグビー奈良県大会の決勝が19日、橿原市の橿原公苑陸上競技場であった。天理が御所実を11―0で破り、2大会連続65回目の全国大会出場を決めた。全国大会は12月27日、大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開幕する。 天理は前半…

 第103回全国高校ラグビー奈良県大会の決勝が19日、橿原市の橿原公苑陸上競技場であった。天理が御所実を11―0で破り、2大会連続65回目の全国大会出場を決めた。全国大会は12月27日、大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開幕する。

 天理は前半7分、ラインアウトモールから内田涼主将(3年)が抜けだして先制トライ。「練習してきたことが実現できた。どれだけタックルされても立ち続けてトライするぞという気持ちでした」と話した。同14、22分には山崎祥永選手(2年)が、2本のペナルティーゴールを決めて11点差とした。

 御所実は後半、大久保幸汰選手(2年)が「しんどい時こそ落ち着いてやっていこう」とメンバーに声をかけて、果敢に攻め込んだが、天理の堅い守備を最後まで崩せなかった。

 天理の内田主将は「後半、(攻めの際に)反則が多かった。規律を守ってトライする力をつけないと」と反省を口にしつつ、「相手のアタックに対して我慢強くディフェンスで止めることができた。全国大会でもしっかりタックルをして、日本一になりたい」と意気込んだ。(佐藤道隆)