11月26日に東京競馬場で行われる第43回ジャパンC（GI、芝2400m）のデータを紹介する。 今年は、GI5連勝の現役最強馬イクイノックスと今年の牝馬三冠を制したリバティアイランドの対決に注目が集まるが、イクイノックスに土をつけたドウデュ…
11月26日に東京競馬場で行われる第43回ジャパンC（GI、芝2400m）のデータを紹介する。
今年は、GI5連勝の現役最強馬イクイノックスと今年の牝馬三冠を制したリバティアイランドの対決に注目が集まるが、イクイノックスに土をつけたドウデュース、GI3勝のタイトルホルダー、天皇賞・秋を回避したスターズオンアースも虎視眈々。
ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
◆【ジャパンカップ2023特集】「イクイノックスvs.リバティアイランド」予想に役立つ馬券攻略ガイド 出走予定、予想オッズetc.
■“強い馬が強い”シンプルなレース
過去10年、最多の出走頭数で6勝を誇るのが天皇賞・秋組。勝ち馬にはアーモンドアイやコントレイル、種牡馬でも大活躍中のスワーヴリチャードといった名馬が並ぶ。前走天皇賞・秋を制した馬のジャパンCでの成績は【1.0.3.0】複勝率100％。該当馬のイクイノックスも勝利に期待していいだろう。
また天皇賞・秋で5番人気以内に支持された4、5歳馬は【6.1.5.4】複勝率75.0％を記録している。イクイノックスはもちろんだが、同世代のライバルであるドウデュースとダノンベルーガも通用の可能性は十分。2頭の巻き返しに警戒したい。
・天皇賞秋【6.3.6.36】 ・京都大賞典【3.1.0.17】 ・秋華賞【1.1.1.3】 ・AR共和国杯【0.1.1.16】 ・神戸新聞杯【0.1.1.0】 ・エリザベス女王杯【0.1.0.2】 ・凱旋門賞【0.1.0.5】 ・菊花賞【0.1.0.3】 ・オールカマー【0.0.1.5】
次点は京都大賞典組。昨年はヴェラアズール、2018年にシュヴァルグラン、16年にキタサンブラックが勝利している。同組は6歳以上になると【0.0.0.9】と全滅。今年はヴェラアズールやディープボンドにとって厳しい一戦となりそうだ。
出走数が少ないながらも結果を残しているのが秋華賞組。過去には三冠牝馬のアーモンドアイが参戦して優勝。2020年にはデアリングタクトが出走し、伝説のジャパンCとも評される三冠馬対決（アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクト）を演じて3着に好走した。さらに2012年の三冠牝馬ジェンティルドンナもジャパンCで勝利しており、三冠を制した3歳牝馬は馬券内率100％。リバティアイランドの好走も約束されているといっても過言ではない。
今年は外国馬はイレジンが登録を行ったが、過去10年で外国馬の好走はゼロ。好走馬は2006年のウィジャボード（3着）、勝ち馬は05年のアルカセットまで遡る必要があり、近年では買いづらい。また、天皇賞・秋を回避したスターズオンアースは有力候補の1頭だが、中10週以上のローテーションは【0.0.0.13】と結果が出ていない点が気がかりだ。
今年は絶対的な存在としてイクイノックスとリバティアイランドの2頭がいるため、馬券的には点数を絞らざるを得ない。2頭の相手筆頭には天皇賞・秋組を添えるのが賢明かもしれない。
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文●SPREAD編集部
