WRC最終戦ラリージャパン(ターマック)、WRC2はデイ3を終え、トップを走るアンドレアス・ミケルセンは前日からのリードを広げ最終日をスタートする。2番手も変わらずニコライ・グリアジンがつけているが、3番手にカエタン・カエタノビッチが浮上し…

WRC最終戦ラリージャパン(ターマック)、WRC2はデイ3を終え、トップを走るアンドレアス・ミケルセンは前日からのリードを広げ最終日をスタートする。2番手も変わらずニコライ・グリアジンがつけているが、3番手にカエタン・カエタノビッチが浮上した。

グリアジンとの差を43.3秒にまで拡大させたミケルセンは土曜日を終え「明日に向けて新しいセットアップに変更した。それがうまくいくことを期待したい」とさらなるスピードアップを狙う。WRC2チャレンジャー部門でも競っているグリアジンとカエタノビッチは、2人の差は7分近くあるものの、このポジションのままフィニッシュすればカエタノビッチが部門タイトルを獲得することになる。

「難しい話ではなく簡単に言えば、土曜日を走り終えた。あとは日曜日を待つだけ」とカエタノビッチは余裕の表情だ。



金曜日まで3番手に着けていたヘイキ・コバライネンはSS14「三河湖の中盤で2速が入らなくなり、そして突然3速が入らなくなり、シフトができなくなった。これ以上、マシンを傷めたくないので、ステージ脇に停車させた。残念だよ」とリタイアとなる。

これにより福永修が4番手に浮上。前日に続いてのトリッキーなコンディションに対し福永は「午後はピレリからドライを選んだ方がいいというアドバイスを受け、ソフト4本とハード2本を選びましたが、まさかの雪でした。前にいたカエタン・カエタノビッチがウエットを選んでいたのを見て、この状況で天気予報をしっかり読んでいて、すごいなと思いました」と振り返る。

以下、WRC2出走者はダニエル・チウイスト、イーモン・ボーランド、ミゲル・ディアス-アボイティス、今井聡の順で最終日を迎える。

WRCジャパン WRC2 SS16後暫定結果
1 A.ミケルセン(シュコダ・ファビアRSラリー2) 2:33:32.1
2 N.グリアジン(シュコダ・ファビアRSラリー2) +43.3
3 K.カエタノビッチ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +7:40.3
4 福永修(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +11:22.7
5 D.チウイスト(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +13:55.3
6 E.ボランド(シトロエンC3ラリー2) +14:28.8
7 M.ディアス-アボイティス(シュコダ・ファビアRSラリー2) +36:42.0
8 今井聡(シトロエンC3ラリー2)+1:30:24.7