10月に東京都立川市で開かれた「2023世界ジュニア相撲選手権大会」に日本代表として出場した和歌山県勢が、個人・団体ともに優勝する活躍を見せた。 同大会には日本や台湾などのアジアや、ヨーロッパなど世界の国と地域の代表が参加した。男子無差別…

 10月に東京都立川市で開かれた「2023世界ジュニア相撲選手権大会」に日本代表として出場した和歌山県勢が、個人・団体ともに優勝する活躍を見せた。

 同大会には日本や台湾などのアジアや、ヨーロッパなど世界の国と地域の代表が参加した。男子無差別級に箕島高の野田典雅選手(3年)、同重量級には今年の高校総体個人で優勝した和歌山商業高の西出大毅選手(2年)が出場し、それぞれ優勝を飾った。2人は団体(3人制)にも出場し、優勝をおさめた。

 野田選手は個人優勝について「外国の選手は体が大きく、力も強かった」と言い、「まわしを触らせないようにすばやく前へ攻められたのがよかった」と語った。現在は、卒業後の角界入りをめざし、日々の稽古に励んでいる。

 一方の西出選手は、モンゴル代表との個人決勝を振り返り「相手は身長が高く、上から振り回されそうになった。力も強かったが、自分の相撲ができた」と話した。西出選手の次の目標は、主将として迎える来年の高校総体での個人・団体ダブル優勝だ。柔軟や四股、すり足など「基本の練習を徹底したい」と意気込んだ。(下地達也)