上級生が下級生に暴力をふるったとして、神戸学院大(神戸市)のアメリカンフットボール部が活動を停止していることが15日、分かった。 大学によると、10月24日の練習後、4年生の男子部員が、短パンをはいていたほかの部員と違って、1年生の男子部…

 上級生が下級生に暴力をふるったとして、神戸学院大(神戸市)のアメリカンフットボール部が活動を停止していることが15日、分かった。

 大学によると、10月24日の練習後、4年生の男子部員が、短パンをはいていたほかの部員と違って、1年生の男子部員がスウェットをはいていたことなどに腹を立て、拳で顔面を殴ったという。

 殴られた1年生は打撲や脳振盪(しんとう)で神戸市内の病院に検査入院をした。すでに退院しており、命に別条はなかったという。

 この事案を受け、アメフト部は同29日から活動を停止し、所属する関西学生リーグ2部の11月5日の大阪体育大戦、同18日の大阪経済大戦の2試合を辞退した。最終戦となる12月3日の京都産業大戦については未定という。

 大学は「重大な事案だと受け止めている。再発防止のためにできることを検討したい」としている。(佐藤祐生)