11回目となる神戸マラソン(兵庫県、神戸市など主催、朝日新聞社など共催)が19日に開かれるのに合わせて、Q・B・Bブランドのチーズで知られる六甲バター(神戸市)と神戸学院大学が共同で「チーズを使った栄養補給ができるレシピ」を開発した。 大…

 11回目となる神戸マラソン(兵庫県、神戸市など主催、朝日新聞社など共催)が19日に開かれるのに合わせて、Q・B・Bブランドのチーズで知られる六甲バター(神戸市)と神戸学院大学が共同で「チーズを使った栄養補給ができるレシピ」を開発した。

 大会前にゼッケンなどを取りに来る参加者に「レシピブック」を配るほか、同社ウェブサイトにもレシピ(https://qbb-marathon.com/recipe/)を公開している。

 同大学栄養学部によると、チーズは良質なたんぱく質やカルシウムが豊富で、様々な料理と組み合わせやすいため、マラソン走者の体作りやけがの予防に効果があるとみられるという。

 同社が大学側に持ちかけて2015年からコラボを始め、マラソン参加者らにレシピブックを配布してきた。今年は栄養学部の南久則教授(67)の指導を受けた3年生約90人が、約1カ月間かけてチーズを使ったレシピ約170点を考案。選考の結果、「サラダチーズうどん」「カリッとチーズの肉みそおにぎり」など8人の8品が選ばれた。

 「チーズと枝豆のオムにぎり」を考えた光武愛莉さん(21)は「オムライスが好きな人が多いのではないか」と考え選んだという。

 「2種類のチーズでカルシウムや鉄分を補給でき、枝豆には疲労回復効果がある」といい、「20分間ほどで簡単に調理できる。運動前や休憩中、運動後にも食べてもらえたら」と呼びかけている。

 「寒い時期なので体が温まるような料理を」と考え、「チーズとほうれん草のスープパイ」を考案した徳田瑞央さん(21)は「必要な栄養が1品で補える。ぜひレシピを見ながら作ってほしい」と話していた。(森直由)