守田英正が日本代表の矜持を見せた。11月14日にサムライブルーは、ワールドカップ・アジア2次予選(16日のミャンマー戦、21日のシリア戦)に向けて大阪市内で合宿2日目のトレーニングを実施。久保建英や遠藤航、鎌田大地、堂安律などとともに、守…

 守田英正が日本代表の矜持を見せた。11月14日にサムライブルーは、ワールドカップ・アジア2次予選(16日のミャンマー戦、21日のシリア戦)に向けて大阪市内で合宿2日目のトレーニングを実施。久保建英や遠藤航、鎌田大地、堂安律などとともに、守田もこの日から合流した。

 守田など海外組9名はランニングやストレッチなど軽めのメニューだけで調整し、約30分間でピッチを後に。練習後にはメディアの質問に応じた。

 所属するスポルティングでは、11月に入って公式戦3試合を欠場し、12日のベンフィカ戦で復帰したばかり。「内転筋や股関節のあたりに違和感というか痛みを感じて、(ベンフィカとの)ダービーに向けて治していこうと、大事を取っていました」と欠場していた理由を明かした。

 一部の現地報道では、ベンフィカ戦で再び怪我を負ったとの情報もあったものの本人がきっぱり否定。「今はまったく問題ないです。僕のコンディションは良いですし、2試合いくつもりで僕は来てます」と力を込めた。

 海外組でも守田をはじめ久保、三笘薫、遠藤航、冨安健洋、鎌田大地など国内リーグと欧州カップ戦の二足の草鞋を履くトップクラブに所属する選手たちは、とりわけ過密日程の中で代表活動に参加している。この日の練習も帰国直後の三笘が疲労により欠席し、冨安も別メニュー調整とコンディション調整はやはり容易ではないし、招集メンバー25人全員が揃うのは15日のミャンマー戦前日トレーニングだけになりそうだ。守田も「クラブとの両立でタイトなスケジュールになっていて、怪我など色んなリスクもあります」と認めた。

 そんな状況下でも、守田は「僕は全然問題ないです」と強調。「それが代表ってものだと思っています。色んな状況がある中でも、代わりに出た選手が当たり前のように出て、当たり前のように活躍するのが代表だと思います。一人ひとりが自覚と責任を持って戦っています」と力強いコメントを残した。

 日本代表としてのプライドが人一倍強い守田は、ミャンマー戦とシリア戦でもやはり頼れる存在となりそうだ。

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▼日本代表の11月シリーズ概要
開催日時:11月16日(木)19:00キックオフ
対戦相手:ミャンマー代表
会場:大阪/パナソニックスタジアム吹田
テレビ放送:テレビ朝日系列にて全国生中継/ABEMAにて生配信

開催日時:11月21日(火)23:45キックオフ(日本時間)
対戦相手:シリア代表
会場:ジッダ(サウジアラビア)/プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム
テレビ放送:未発表

取材・文:白鳥大知(ABEMA)