12日、京都競馬場で行われたエリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)で、2着に入ったルージュエヴァイユ(牝4、美浦・黒岩陽一厩舎)が珍しい記録を残した。  同馬は昨年11月のユートピアSを勝ってOP入り。昇級後の2戦は振るわなか…

 12日、京都競馬場で行われたエリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)で、2着に入ったルージュエヴァイユ(牝4、美浦・黒岩陽一厩舎)が珍しい記録を残した。

 同馬は昨年11月のユートピアSを勝ってOP入り。昇級後の2戦は振るわなかったが、今年6月のエプソムC(GIII)で2着に好走すると、10月には府中牝馬S(GII)で再び2着。さらに今回のエリザベス女王杯(GI)でも2着で、GIII→GII→GIと格が上がりなら全て「2着」だった。惜敗続きではあるが、相手関係が厳しくなっても結果を残した点は特筆すべきことだ。

 なお、同様にGIII・2着→GII・2着→GI・2着という記録を残した馬には、06年のローレルゲレイロ(函館2歳S→デイリー杯2歳S→朝日杯FS)や、13年のエバーブロッサム(フラワーC→フローラS→オークス)がおり、珍しい記録といえるのではないだろうか。

 ルージュエヴァイユは3歳時にもフローラSで5着、続くオークスでも6着と世代上位の力を見せていたが、ここに来てますます充実一途。今後のローテーションは未定だが、待望の初タイトルはすぐそこのはずだ。