「おかやまマラソン2023」が12日、開催された。秋空の下、フルマラソン(42・195キロ)に1万4679人、ファンラン(5・6キロ)に1452人の計1万6131人のランナーが岡山市内を駆け抜けた。 コロナ禍で制限されていた声出し応援が復…

 「おかやまマラソン2023」が12日、開催された。秋空の下、フルマラソン(42・195キロ)に1万4679人、ファンラン(5・6キロ)に1452人の計1万6131人のランナーが岡山市内を駆け抜けた。

 コロナ禍で制限されていた声出し応援が復活し、沿道からは約12万3千人(主催者発表)がランナーに声援を送った。

 この日の岡山市の最高気温は15・1度。今月上旬は20度を超える日が続いたが、一気にマラソン日和となり、フルマラソンでは1万3627人が完走。完走率は92・8%だった。

 男性1位は森田雄貴さん(東京大)で2時間21分8秒。2位は増山和哉さん(旭化成水島)、3位は荒幡寛人さん(SPC RC)だった。女子の1位は篠崎理紗さん(不動岡クラブ)で2時間44分5秒。2位は高橋真紀さん(モクレンRC)、3位は高野温菜さん(PTC)。女子は高野さんまでが大会新記録だった。

 また、コロナ禍で取りやめていたファンランは4年ぶりに開催された。久米南町の森尾耕企さん(51)、順子さん(54)夫妻は、口ひげを着けてゲームキャラクターに扮したおそろいの衣装で参加。「久しぶりの沿道からの声援が温かかった。楽しんで走れました」と話した。同じくファンランを走った伊原木隆太知事は「久しぶりにフルスペックの大会となり、にぎやかなおかやまマラソンが戻ってきた。存分に楽しめた」と話した。(上山崎雅泰)