(静岡・太平洋クラブ御殿場 7262ヤード=パー70) 男子ゴルフの三井住友VISA太平洋マスターズは12日、最終ラウンドがあり、単独首位から出た今平周吾が2バーディー、2ボギーのイーブンパーで回り、通算12アンダーで逃げ切った。今季の国…

 (静岡・太平洋クラブ御殿場 7262ヤード=パー70)

 男子ゴルフの三井住友VISA太平洋マスターズは12日、最終ラウンドがあり、単独首位から出た今平周吾が2バーディー、2ボギーのイーブンパーで回り、通算12アンダーで逃げ切った。今季の国内開幕戦以来の通算9勝目を挙げた。1打差の2位にツアー未勝利の吉田泰基。前回覇者の石川遼は9位、前週優勝で賞金ランキングトップの中島啓太は20位。

■今平のゴルフバッグにドライバーはなし

 大会前日、今平はドライバーを持たないと決めた。幅の狭いコースで重視したのは、飛距離よりもコントロール。代わりに使ったのは、3番ウッドだ。

 「ティーショットをフェアウェーに置けるので、そこから組み立てやすい」と今平。3番パー5では、他の選手がラフやバンカーからのショットで崩れるなか、フェアウェーを維持。ピン2メートルに迫る好ショットからバーディーを奪った。

 3番ウッドを使った理由には、ドライバーが不調だったということもある。しかし、「今週はどんな悪いことも受け入れようと」。柔軟な考え方が、好結果に結びついた。今季残り3戦。賞金王もねらえる位置につけた。