11月19日に京都競馬場で行われる第40回マイルCS(GI、芝1600m)のデータを紹介する。 後方から強烈な脚で追い込んでくるシュネルマイスター、好位から中団で競馬ができるセリフォス、キャリア16戦中15戦で上がり3位以内をマークするジャ…

11月19日に京都競馬場で行われる第40回マイルCS(GI、芝1600m)のデータを紹介する。

後方から強烈な脚で追い込んでくるシュネルマイスター、好位から中団で競馬ができるセリフォス、キャリア16戦中15戦で上がり3位以内をマークするジャスティンカフェ、紅一点のナミュールらが出走予定。

ここでは過去10年のうち阪神開催の2020~22年を除くデータから予想のヒントになる「脚質傾向」を分析していく。

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■好位差しが優勢

過去7年、逃げ【1.0.0.6】、先行【0.2.3.20】、差し【4.5.3.47】、追い込み【2.0.1.30】と、先行馬は0勝で逃げ馬もミッキーアイルのみ。基本的に前で運ぶ馬はやや厳しい傾向となっている。一方、連対馬14頭のうち12頭が4角で半分より前にいた馬だったので、先行集団を見て進む好位勢を軸にするのが賢明。

上がり順位別成績を見てみると、1位は【2.0.1.6】、2位が【2.0.1.5】と並ぶものの、3位は【0.0.1.10】で芳しくなかった。阪神開催の近3年では上がり3位以内が【3.3.1.4】という決め手勝負だったが、それと比較すると京都は決め手だけではないことが窺える。

京都開催において、抜群の切れ味で勝利を飾ったのは2013年のトーセンラー、14年のダノンシャーク、15年のモーリス、17年のペルシアンナイトで、モーリス以外の3頭は10番手以下の後方から進んだ馬だった。全てを飲み込むような末脚の持ち主は頭まで狙う価値はある。

末脚という点では5歳でも崩れないシュネルマイスターに魅力を感じるが、前走の安田記念で脚質に幅が出たセリフォスは好位差しも可能で、後方一辺倒のシュネルマイスターよりも勝機がありそう。世界的名手R.ムーアとコンビを組むナミュール、昨年の2着馬ダノンザキッドや、同コースのマイラーズカップで好位から進んで3着したソウルラッシュあたりも侮れない。

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(SPREAD編集部)