【侍ジャパン練習試合】広島3-6日本代表(11月12日/SOKKENスタジアム)  井端弘和監督率いる野球日本代表(侍ジャパン)が宮崎キャンプ中に行われた広島との練習試合で“実戦初勝利”を挙げた。10日に行われた巨人戦では投手陣は上々だった…

【侍ジャパン練習試合】広島3-6日本代表(11月12日/SOKKENスタジアム)

 井端弘和監督率いる野球日本代表(侍ジャパン)が宮崎キャンプ中に行われた広島との練習試合で“実戦初勝利”を挙げた。10日に行われた巨人戦では投手陣は上々だったものの打線が沈黙し0-1で完封負け。この日も序盤はリードされる展開だったが、チーム38年ぶりの日本一に貢献した阪神・森下翔太の特大ソロをきっかけに打線がつながり2ケタ11安打で逆転勝利を収めた。

【映像】阪神・森下、森の中に消える特大弾

 16日から始まる「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」に向けて、気持ちのいい試合で仕上がった。試合は2回に4安打を集めながら1点止まりとなると、投手陣が3、4、5回と1点ずつ失い、2点を追う状況で中盤に突入。ここで流れを変えたのが3番に入った森下だ。1死から左中間へ特大のソロ本塁打を放ち1点差に迫ると、これで勢いづいた侍ジャパン打線は、2死から4安打を集めて2点を追加し4-3と逆転。7回にも森下にレフト前のタイムリーが飛び出して、点差を広げることに成功した。

 森下に引っ張られるように、5番に入った広島・小園海斗が3安打。捕手の坂倉将吾も2安打と、どこからでも出塁し、チャンスが作れる雰囲気が出てきた。4番に座るDeNA・牧秀悟には、まだ当たりが戻っていないが、大会開幕までの4日間で調整ができれば、若手で臨むアジアでの戦いでも十分に頂点が見込めるはずだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)