市原市は12月から、日本プロゴルフ協会(PGA)と連携した「ジュニアゴルフスクール」を開講する。未経験者から中級者が対象で、レベルに応じた指導をプロゴルファーが行う。市はゴルフを通じた地域の活性化を図っており、その取り組みの一環。自治体と…

 市原市は12月から、日本プロゴルフ協会(PGA)と連携した「ジュニアゴルフスクール」を開講する。未経験者から中級者が対象で、レベルに応じた指導をプロゴルファーが行う。市はゴルフを通じた地域の活性化を図っており、その取り組みの一環。自治体とPGAが連携し、ジュニア向けの継続的な指導を行うのは県内初だという。

 スクールは全4回で、レベルに応じた個別指導が3回と4~6ホールのラウンド体験が1回ある。対象は市内に住む小学5年生~中学3年生の未経験者から中級者。ドライバーやアイアンなどのゴルフ用具は市が無償で貸し出す。

 今回の取り組みの背景には、市原市が進める「ゴルフの街いちはら」の構想がある。市原市には、全国で最も多い33コースのゴルフ場があり、これを活用した交流人口や定住人口の増加、地域の活性化を目指している。その一環として、ゴルフに興味を持つ子どもに体験の機会を提供しようと、スクールが開講されることになった。

 小出譲治市長は10月30日の定例会見で、「日本一のゴルフ場数という環境を生かし、(市原の)子どもたち全員がゴルフに親しむ機会を創出したい」と話した。

 スクールは12月と1月に予定されており、個別指導は1回50分で1千円、ラウンド体験は3千円。定員は各日30人。申し込みは先着順で、市ジュニアゴルフ協会の専用フォーム(https://www.jgai.or.jp/ijgs2023/)から。(鳥尾祐太)