秋の福島開催の目玉となるハンデ重賞。以前は走破時計が2分以上掛かることが多かったレースだが、近年は傷みにくい芝が導入されたことでスピードが出るようになり、2分を切る速い決着になることもしばしば。 1.前走凡走馬の巻き返しが多い  過去1…

 秋の福島開催の目玉となるハンデ重賞。以前は走破時計が2分以上掛かることが多かったレースだが、近年は傷みにくい芝が導入されたことでスピードが出るようになり、2分を切る速い決着になることもしばしば。

1.前走凡走馬の巻き返しが多い

 過去10回に関して、前走が1〜3着だった馬は2勝しかしていない。3着以内で見ても、3着以内だった延べ30頭中、前走で3着以内だったのは11頭。前走で敗れていた馬の巻き返しが多い。

2.逃げ先行馬有利

 過去10回で、4角3番手以内だった馬は[9-4-2-22]で複勝率は40.5%。近2回はパンサラッサとユニコーンライオンが連続で逃げ切っているなど、特に近年は差し追い込み馬より、逃げ先行馬が幅を利かせている。

3.休み明けは苦戦気味

 過去10回で、中9週以上での出走となった馬は[0-4-3-49]で複勝率12.5%と苦戦気味。対して、中2週の馬は3勝で複勝率18.8%、中3週の馬は2勝で複勝率21.9%、中4〜8週の馬は5勝で複勝率28.6%。秋に入って一度使われてきた馬を中心視したい。

 バビットは休み明けの毎日王冠で10着だったが、直線の坂までは見せ場を作っており悲観する内容ではなかった。そもそも上がり勝負になりやすい東京は適性外である可能性が高く、過去に重賞勝ちの実績がある福島に替わっての変わり身は十分考えられる。