9~10月にベルギーで行われた体操の世界選手権で日本代表として活躍した南一輝選手(エムズスポーツクラブ雫石)が7日、岩手県雫石町役場を訪れ、団体で金メダルを、男子のゆかで銀メダルを獲得したことを報告した。 金銀2個のメダルをかけた南選手は…

 9~10月にベルギーで行われた体操の世界選手権で日本代表として活躍した南一輝選手(エムズスポーツクラブ雫石)が7日、岩手県雫石町役場を訪れ、団体で金メダルを、男子のゆかで銀メダルを獲得したことを報告した。

 金銀2個のメダルをかけた南選手は、町職員が用意した横断幕や拍手に迎えられた。「こうしてメダルを持ってあいさつに来られてうれしい」と喜びを語ると、猿子恵久町長は「感動した。けがにはくれぐれも気をつけてがんばってほしい。これからも町民全体で応援する」と応じた。

 南選手は「団体の跳馬で会心の演技ができて、金に貢献できてよかった。ゆかは着地が力んでしまった」と世界選手権を振り返った。来年夏のパリ五輪については「団体も個人も金を取れるよう、改善していきたい」と意気込んだ。(藤井怜)