前走毎日王冠を制し、4連勝で古馬撃破を果たしたエルトンバローズ(栗東・杉山晴紀厩舎)。次走はマイルCS(11月19日・京都芝1600m)への出走を予定しており、今朝8日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。  1回目のハローが終了…

 前走毎日王冠を制し、4連勝で古馬撃破を果たしたエルトンバローズ(栗東・杉山晴紀厩舎)。次走はマイルCS(11月19日・京都芝1600m)への出走を予定しており、今朝8日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 1回目のハローが終了した時間帯のCWへ西村淳也騎手を背に入場。先頭ウインスノーライト、これにプラーヴィが続いたが、先頭と2番手の差が3馬身、そして、プラーヴィとエルトンバローズの差が5馬身ちょっとという差で6F標識を通過していく。

 3コーナーに入ってもその差は詰まっていなかったが、手応え的にはいつでも前に追いつきそうな勢い。実際、4コーナーへ入るあたりで内を回ったこともあり、一気にウインスノーライトとの差を2馬身くらいのところまで詰めてきた。

 その差のまま、手応えも楽なまま、ラスト1F標識を迎え、さあ3頭追い比べというタイミングでプラーヴィが手応え劣勢で脱落していく。ゴール前はウインスノーライトとの併せ馬になったが、ゴール板ではエルトンバローズが半馬身くらいは前に出ているように見えた。

 時計は6F79.2-5F64.4-4F49.9-3F36.1-2F22.6-1F11.4秒。6F標識から15秒を切るラップで行きながら、半マイルは50秒を切る、素晴らしいスピード。前走時が絶好調と思っていたが、その勢いはまだまだ衰えていないといった感じがする。

(取材・文:井内利彰)