M.デムーロ騎手がディヴィーナ(牝5、栗東・友道康夫厩舎)で、エリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)の6年ぶり3勝目を狙う。  M.デムーロ騎手はこれまでエリザベス女王杯に11回騎乗。16年にクイーンズリングで初制覇を果たすと…

 M.デムーロ騎手がディヴィーナ(牝5、栗東・友道康夫厩舎)で、エリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)の6年ぶり3勝目を狙う。

 M.デムーロ騎手はこれまでエリザベス女王杯に11回騎乗。16年にクイーンズリングで初制覇を果たすと、17年にはモズカッチャンで連覇。昨年は12番人気のライラックを2着同着に導いている。また、3着も4回あって、複勝率は驚異の約64%。エリザベス女王杯とトップクラスに相性がいいジョッキーといえるだろう。

 今年はディヴィーナで参戦する。今春のヴィクトリアマイルで初コンビ。当時15番人気の評価だったが、末脚を生かして4着に導いた。続く中京記念、関屋記念でも連続2着の結果を残し、前走の府中牝馬Sで重賞初制覇。抑え切れない手応えでハナに立ち、期せずして大逃げの形となったが、ルージュエヴァイユの追い上げをハナ差凌いでみせた。ペースに応じた自在の立ち回りで安定した成績を収めており、人馬の息はぴったりだ。

 今回は3歳時の金山特別(2着)以来、2年2カ月ぶりの2200mがカギとなるが、それこそ鞍上の腕の見せどころ。前に行くのか、それとも控えるのか、レース運びにも要注目となる。