愛知、岐阜両県で16日から開かれる世界ラリー選手権(WRC)日本大会に出場する勝田貴元選手が7日、母校の愛知県長久手市立南小学校で5年生125人に特別授業をした。校庭でのデモ走行ではラリー車に児童を乗せ、迫力のある走りを見せた。 勝田選手…

 愛知、岐阜両県で16日から開かれる世界ラリー選手権(WRC)日本大会に出場する勝田貴元選手が7日、母校の愛知県長久手市立南小学校で5年生125人に特別授業をした。校庭でのデモ走行ではラリー車に児童を乗せ、迫力のある走りを見せた。

 勝田選手はWRCのトップカテゴリーでは日本人唯一のドライバーで、昨年は3位に入った。特別授業で児童から「運転していて酔わないのですか」と問われ、「他人の車に乗っていると酔うことがある」と告白し、笑いを誘った。

 勝田選手は「モータースポーツに興味を持ってもらうとともに、車は楽しくて便利な乗り物だが、正しい使い方をしないと危険だということを理解してください」と呼びかけた。

 デモ走行で助手席に乗った座光寺尊さんは「ジェットコースターみたいで楽しかった」、高橋英梨子さんは「遠心力がすごかった。とてもいい経験ができた」と話した。(松永佳伸)