デビュー10年目の木幡初也騎手がエリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)のシンリョクカ(牝3、美浦・竹内正洋厩舎)でGI初制覇に挑戦する。  木幡初也騎手は14年デビューの28歳。父は木幡初広元騎手で、木幡巧也騎手と木幡育也騎手…

 デビュー10年目の木幡初也騎手がエリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)のシンリョクカ(牝3、美浦・竹内正洋厩舎)でGI初制覇に挑戦する。

 木幡初也騎手は14年デビューの28歳。父は木幡初広元騎手で、木幡巧也騎手と木幡育也騎手は弟にあたる。今年が区切りの10年目で、これまでJRAで87勝を挙げている。

 自身3度目のGI挑戦となるエリザベス女王杯のパートナーはシンリョクカだ。昨年の阪神JFでは木幡初也騎手と初コンビを組み、12番人気ながらリバティアイランドの2着に大健闘。その後は吉田豊騎手に手綱が移り、桜花賞が6着、オークスが5着と、クラシックでも見せ場をつくってきた。休み明けだった前走の府中牝馬Sは10着だったが、極端なスローペースの中、終始外々を回らされる厳しい展開が堪えたもの。この一戦だけで見限るわけにはいかないだろう。

 木幡初也騎手はシンリョクカに阪神JF以来、2回目の騎乗となる。このチャンスを生かして待望のGI初制覇となるか是非注目したい。