F1と並ぶ自動車競技の最高峰、世界ラリー選手権(WRC)日本大会「ラリージャパン」(16~19日)の運営主体となる愛知県豊田市が6日、初めて競技エリア「スペシャルステージ」(SS)の一つとなる豊田スタジアムの整備状況を公開した。 サッカー…

 F1と並ぶ自動車競技の最高峰、世界ラリー選手権(WRC)日本大会「ラリージャパン」(16~19日)の運営主体となる愛知県豊田市が6日、初めて競技エリア「スペシャルステージ」(SS)の一つとなる豊田スタジアムの整備状況を公開した。

 サッカーJ1名古屋グランパスの本拠では、10月16日に天然芝の撤去を開始。養生シートの上に厚さ15センチの砕石を敷き、5センチのアスファルト舗装が完了した。2周2キロのSSへ距離を延ばすための立体交差部分についても、工事が進む。1個1トンの重量があるコンクリートブロックの設置など、コースは約1週間で完成するが、装飾などは開幕直前まで続くという。

 ラリーは、交通規制された中山間の公道などをSSとして使い、1台ずつ走ってタイムを競うのが通例だが、市は4万5千人収容の豊田スタジアムの活用に踏み切った。同時に2台が走る「デュアルSS」にして迫力を楽しんでもらう趣向だ。(中川史)