【神奈川】キックボクシングのプロの世界団体、S1のレディース世界ライトフライ級王座を獲得した相模原市在住の女性キックボクサー、真美(まさみ)選手(33)が10月25日、チャンピオンベルトを携えて市役所を訪れ、本村賢太郎市長に報告した。 真…

 【神奈川】キックボクシングのプロの世界団体、S1のレディース世界ライトフライ級王座を獲得した相模原市在住の女性キックボクサー、真美(まさみ)選手(33)が10月25日、チャンピオンベルトを携えて市役所を訪れ、本村賢太郎市長に報告した。

 真美選手は同市中央区のジム「チーム・イモータル」(Team ImmortaL、町田将栄代表)所属。物流センターの社員だった5年前、知人に誘われて町田代表の試合を見たのがきっかけでキックボクシングを始めた。「感動して自分もぜひやってみたいと思った」という。

 3年前にプロになり、競技に専念している。町田代表は「前へ、前へと突っ込み、乱打するアグレッシブなスタイル。ファンが熱くなる戦い方だ」と語る。

 キックボクシングはフィットネスで楽しむ人が多いが、試合に出るのはハードだという。減量は過酷で、「計量前は歩くだけでふらつく」と話す。

 9月17日、東京・後楽園ホールで東南アジア競技大会22年銀メダリストのセーンガン・ポームンペット選手(タイ)と対戦し、3―0の判定勝ちでS1レディースの世界王者となった。

 今後は、タイに本拠地がある強豪ぞろいの競技団体ONE(ワン)に加入し、王座を目指すという。

 本村市長は「相模原出身のチャンプを応援したい。もっと市民に知られるべき競技だと思う」とたたえた。(三木一哉)