第76回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ=日本バスケットボール協会主催、朝日新聞社など特別協力)の県予選決勝が5日、岡山県笠岡市の笠岡総合体育館であった。女子は倉敷翠松が就実を70―64で下し、4年連続19回目の優勝。…

 第76回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ=日本バスケットボール協会主催、朝日新聞社など特別協力)の県予選決勝が5日、岡山県笠岡市の笠岡総合体育館であった。女子は倉敷翠松が就実を70―64で下し、4年連続19回目の優勝。男子は岡山商大付が岡山学芸館を109―52で破り3年ぶり4回目の優勝を果たした。両校は12月23日に東京都で始まる全国大会に出場する。(水田道雄)

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 女子の倉敷翠松は第2クオーター終了時点で33―32と1点のリード。横路由奈主将(2年)は「前半は流れが悪かった」と振り返る。途中、選手を入れ替えると、リズムが戻ってきた。ナイジェリアからの留学生、オルショガ・アヨミポシ選手(1年)の30得点をはじめ次々とシュートを重ねた。横路主将は「みんなを全国大会に連れて行くという気持ちで頑張った」と話した。

 男子の岡山商大付は序盤から3ポイントシュートが決まり、点差を広げていった。岡山学芸館の得点を自らのチームの得点の半分以下に抑え、全国への切符を手にした。山岸歩夢、佐々木翔(ともに3年)の両選手は「ディフェンスから素早く攻撃につなげる、うちのパターンが実現できた」と振り返り、「全国大会ではベスト8が目標。ディフェンス力をさらに磨きたい」と話した。