V・ファーレン長崎は4日の明治安田生命J2リーグ41節、長崎県諫早市のトランスコスモススタジアム長崎でベガルタ仙台と対戦し、2対1で勝った。今季のホーム最終戦を9977人の観客が見守るなか、後半アディショナルタイムに勝ち越し、J1昇格をか…

 V・ファーレン長崎は4日の明治安田生命J2リーグ41節、長崎県諫早市のトランスコスモススタジアム長崎でベガルタ仙台と対戦し、2対1で勝った。今季のホーム最終戦を9977人の観客が見守るなか、後半アディショナルタイムに勝ち越し、J1昇格をかけたプレーオフ進出に望みをつないだ。

 長崎は前半16分、FWフアンマがこぼれ球を落ち着いて蹴り込んで先取点を挙げた。だが後半16分、パスを受けた相手MFにシュートを決められ同点とされた。

 勝たなければプレーオフ進出の可能性が消える長崎は攻勢を強めたが、仙台も懸命な守りをみせ、1対1のまま迎えた後半アディショナルタイム。FWエジガル・ジュニオがヘディングで中央に送ったパスを、フアンマも頭で押し込んで勝ち越した。

 今季リーグ戦の通算成績は17勝13敗11分けで勝ち点62の8位。プレーオフ進出圏の6位に入るため、長崎は12日のジェフユナイテッド市原・千葉との最終戦での勝利が必須条件だ。その上で、同日の6位ヴァンフォーレ甲府と7位モンテディオ山形(いずれも勝ち点64)の直接対決が引き分けに終われば、勝ち点が並んだ3チームの中で長崎が得失点差で上回る。

 この日の試合後、ホーム最終戦のセレモニーがあり、米田隼也主将は「今季も最高の応援をありがとうございました。昇格を信じて戦うので、まだまだ応援をよろしくお願いします」とあいさつした。(寿柳聡)