全国高校バスケットボール選手権大会(朝日新聞社など特別協力)の滋賀県予選決勝が4日、野洲市総合体育館で開かれた。女子は滋賀短大付が71―62で草津東を破り、6年ぶり18回目の優勝。男子は光泉カトリックが69―64で草津東を破り、5年連続1…

 全国高校バスケットボール選手権大会(朝日新聞社など特別協力)の滋賀県予選決勝が4日、野洲市総合体育館で開かれた。女子は滋賀短大付が71―62で草津東を破り、6年ぶり18回目の優勝。男子は光泉カトリックが69―64で草津東を破り、5年連続19回目の優勝を決めた。両校は、12月23日から東京都で開かれる全国大会に出場する。

 女子は滋賀短大付が第1クオーター(Q)で26―17と主導権を握ったが、第2Qで巻き返され、1点リードで前半を終えた。第3Qでは一時、草津東に逆転されたが、落ち着いて再びリードを奪い、55―47で終えた。第4Qでは連続で3ポイントシュートを決めるなど、草津東を突き放した。

 6月の全国高校総体(インターハイ)県予選決勝では、滋賀短大付は草津東に逆転負けしていた。滋賀短大付の服部夏実主将は「素直にうれしい。インターハイ予選では第3Qで逆転されたので、後半もしっかり、気を抜かずにやった。やってきたことを信じたら絶対勝てると思っていた。全国でも目の前の試合を一つ一つ頑張っていきたい」と笑顔だった。

 男子は光泉カトリックが第1Qで29―17とリードしたが、第2Qと第3Qは互角。第4Qは草津東に追い上げられたが、振り切った。光泉カトリックの阪本彪賀(ひょうが)主将は「もっと差をつけて圧倒したかったが、ハラハラドキドキの試合をしてしまい、納得がいっていない。もっと練習が必要」と厳しい表情だった。昨年の全国大会では接戦を勝ちきれず2回戦止まりだった。「今年はベスト8を目標に頑張りたい」と力を込めた。(鈴木洋和)