第76回全国高校バスケットボール選手権大会(ソフトバンクウインターカップ)の徳島県予選の決勝が4日、北島町の北島北公園総合体育館(YGKドーム)であった。女子は富岡東が海部を116―59で破って4年連続12回目、男子は城東が海部を92―5…

 第76回全国高校バスケットボール選手権大会(ソフトバンクウインターカップ)の徳島県予選の決勝が4日、北島町の北島北公園総合体育館(YGKドーム)であった。女子は富岡東が海部を116―59で破って4年連続12回目、男子は城東が海部を92―59で下して3年連続19回目の優勝を果たした。両校は12月23日から東京都で開かれる全国大会に県代表で出場する。

 女子は、初戦から準決勝までの3試合をすべて3桁得点で勝ち進んだ富岡東が圧倒した。試合開始直後、吉井あこ選手がシュートを決めて先制すると、その後も得点を重ね、堅い守りで勝ちきった。海部は創部20年目で初めての決勝に臨み第4クオーターは1点差に迫ったが及ばなかった。

 男子決勝は2年前と同じ顔合わせとなった。城東は序盤から持ち味の粘り強い攻撃で優位に立ち、後半は押されたが修正できた。海部は第4クオーターで積極的な攻めを展開し、3点差をつけて一矢を報いた。

 富岡東の石井遥主将(3年)は「全試合3桁得点での勝利は目標だった。全国レベルは高く一丸となって戦いたい」、城東の井川慶音(けいと)主将(3年)は「自分たちのペースでやれた。持ち味を出せば全国でも戦えると感じた」と話し、いずれも全国ベスト8を目標に掲げた。

 ウインターカップは高校バスケ大会の最高峰とされる。日本バスケットボール協会が主催し、朝日新聞社などが特別協力している。(杉山匡史)