テニスの男子シングルスで全国高校総体と全日本ジュニア選手権を制して「2冠」を達成した佐土原高校3年の大岐優斗選手(18)が2日、プロ転向を表明した。卒業後の来年3月に不動産会社「いちご」(東京都千代田区)に入社し、プロとして活動していく。…

 テニスの男子シングルスで全国高校総体と全日本ジュニア選手権を制して「2冠」を達成した佐土原高校3年の大岐優斗選手(18)が2日、プロ転向を表明した。卒業後の来年3月に不動産会社「いちご」(東京都千代田区)に入社し、プロとして活動していく。

 同校で開かれた会見で、あこがれる選手として錦織圭選手をあげた大岐選手は、「体格差がある外国人のなかで、自分のテニスをして勝ち抜いていく姿にあこがれている。僕も得意のフォアハンドに磨きをかけ、一日も早くグランドスラム、オリンピックに出場できる選手になりたい」と話した。

 大岐選手は宮崎市清武町出身で、中学時代から県内では注目されていたが、佐土原高に入ってから急成長して全国レベルの選手に。高校卒業後は宮崎市をベースに世界の大会に出場し、プロとしてレベルアップしていく方針だ。いちごの石原実COOは「これからは大岐君のためにスポンサーを獲得し、いちごといっしょにバックアップしていく」と語った。(石川雅彦)