第76回全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ=日本バスケットボール協会主催、朝日新聞社など特別協力)の山梨県予選最終日が3日、富士吉田市の富士北麓(ほくろく)公園体育館であった。男女ともに日本航空が優勝。全国大会の代表校には男…

 第76回全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ=日本バスケットボール協会主催、朝日新聞社など特別協力)の山梨県予選最終日が3日、富士吉田市の富士北麓(ほくろく)公園体育館であった。男女ともに日本航空が優勝。全国大会の代表校には男子が日本航空と自然学園、青洲の3校、女子は日本航空に決まった。

 男子はこの日が決勝リーグの最終戦。代表校はすでに日本航空(2年連続9回目)と自然学園(初出場)が決定していた。最後の1枠をめぐって青洲と日川が激戦を繰り広げた。

 積極的なドリブルをみせる青洲と、パス回しでリズムをつくる日川が序盤からシーソーゲームを展開。青洲は終盤、外角からのシュートを的確に決めるなどし、67―54で振り切って全国への切符を初めてつかんだ。

 青洲の相沢來主将は「日川のディフェンスが強く、難しい試合だったが勝ててほっとしている。磨き上げてきた一対一のプレーを全国の強豪校を相手に試したい」と語った。

 日本航空と自然学園は優勝を懸けて対戦し、日本航空が107―80で勝利した。日本航空は今年、全国高校総体(インターハイ)で県勢として初優勝を遂げており、ウインターカップで全国大会2冠をねらう。

 福岡恭輔主将は「今日は細かいミスが多かった。日々の練習を大切にしたい」と気を引き締めた。自然学園の浜川太一成主将は「全国大会で1勝を挙げたい」と抱負を語った。

 女子はこの日、決勝があり、日本航空が富士学苑を97―66で下して4年連続4回目の優勝。身長190センチのソエタン・オニカンソラ・シャデ選手がゴール下で的確にシュートを決めた。後藤梨音主将は「全国大会は一戦一戦を大切に戦う」と話した。

 全国大会は東京都で12月23日に開幕する。(池田拓哉)