中国・杭州で開かれたアジア大会の陸上女子棒高跳びで日本記録を更新して銀メダルを獲得した諸田実咲選手(25)=アットホーム所属=は2日、群馬県大泉町を表敬訪問し、村山俊明町長に成果を報告した。 同町出身の諸田選手は10月にアジア大会で、自身…

 中国・杭州で開かれたアジア大会の陸上女子棒高跳びで日本記録を更新して銀メダルを獲得した諸田実咲選手(25)=アットホーム所属=は2日、群馬県大泉町を表敬訪問し、村山俊明町長に成果を報告した。

 同町出身の諸田選手は10月にアジア大会で、自身が4月に出した日本記録を更に7センチ上回る4メートル48を跳び、中国選手に次いで銀メダルを獲得した。「ひざが痛かったので、まさか自己ベストが出るとは思っていなかった。予想以上の2位に入り、びっくりしている」と話した。

 来年夏のパリ五輪の参加標準記録は4メートル73。日本記録から更に25センチ上で「結構高い」。標準記録に達しなくても世界ランキング32位以内に入ることでパリ五輪出場を目指す。海外の試合に出てポイントを獲得する必要があり、「この冬から頑張りたい」という。

 諸田選手は大泉町立南中の時に当時の中学記録を出した。太田女子高、中央大を経て社会人3年目。現在は町内の実家で暮らし、吉岡町にある施設などを拠点に練習している。(柳沼広幸)