さいたま市のさいたま新都心駅周辺で5日に開かれる国際自転車レース「ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム」を前に、元選手で大会アンバサダーのマルセル・キッテルさん(35)が2日、市立浦和中学校で自転車競技の楽しさや夢を持つことの大切さ…

 さいたま市のさいたま新都心駅周辺で5日に開かれる国際自転車レース「ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム」を前に、元選手で大会アンバサダーのマルセル・キッテルさん(35)が2日、市立浦和中学校で自転車競技の楽しさや夢を持つことの大切さなどについて講演した。

 大会を主催する一般社団法人さいたまスポーツコミッションなどが、生徒に関心を持ってもらおうと企画し、1~3年の生徒と教職員ら計約250人が参加した。

 キッテルさんはツール・ド・フランスの本大会で区間優勝の経験もある元選手。10代前半で自転車競技に興味を持ち、いつかは本大会出場と強く思って楽しみながら練習を重ね、選手になる夢を勝ち取ったことなどを語りかけた。

 3年の鈴木梨世(りよ)さん(15)は「元選手なのでオーラが違った。当日は現地へ応援に行きたい」と話した。2年の江村優汰さん(14)は「夢を追って楽しみながら選手になったことがすごい」と語った。

 5日の大会当日は国内外から67選手が参加予定。多くの選手が出場するメインレースは5日午後2時55分に開始の予定だ。(岩堀滋)