女子バスケットWリーグの「山梨クィーンビーズ(QB)」は、衣食住の生活全般に関わるブランド「QB(キュービー)」を展開する。観戦グッズとしてではなく、普段の生活で使えることに主眼を置いた商品を扱う。男女のトップクラスのバスケットチームで、…

 女子バスケットWリーグの「山梨クィーンビーズ(QB)」は、衣食住の生活全般に関わるブランド「QB(キュービー)」を展開する。観戦グッズとしてではなく、普段の生活で使えることに主眼を置いた商品を扱う。男女のトップクラスのバスケットチームで、こうしたブランド展開をするのは初めてという。

 山梨QBは10月25日に山梨県甲斐市内で記者会見を開き、ロゴやパーカなどの第1弾の商品を発表した。

 ほかのチームもユニホームなどの公式グッズを販売しているが、QBブランドを担当する佐藤正光代表補佐は「公式グッズの多くは観戦時に着たり、使ったりするものだが、QBブランドの商品は、観戦の枠を超え、普段の生活の中で使ってもらえる商品を展開していく」と説明した。

 ブランドの最大の目的は、クィーンビーズをより多くの人に知ってもらうこと。既存のファン層を分析すると40代以上の人が多いが、ブランドを通じて、より若い層にアピールできるようにファッション性を高めた。「QBブランドの洋服などをまず気に入ってもらい、後から、バスケットチームが展開している商品だと知るという出会いがあってもいい」(佐藤代表補佐)

 10月28日にクィーンビーズのホーム戦の会場で売り出した第1弾の商品は、パーカ(6800円)、ニット帽(3300円)、巾着収納ブランケット(2400円)など。さらに第2弾として11月中旬には、Tシャツ(3300円)やバケットハット(3900円)などが加わる。

 商品は、ホーム戦の会場のほか、ネット通販、ショッピングセンターに設ける期間限定の売店などで販売する。

 今後は、選手によるデザインをファン投票によって商品化することを考えている。さらに、選手が企画した食品などを、支援企業とのタイアップで商品展開していきたいという。(三宅範和)