エルムSで2着だったワールドタキオン(牡5、美浦・斎藤誠厩舎)が、みやこステークス(3歳上・GIII・ダ1800m)で重賞初制覇を狙う。  ワールドタキオンは父アジアエクスプレス、母アナコンダ、母の父フサイチコンコルドの血統。一昨年4月…

 エルムSで2着だったワールドタキオン(牡5、美浦・斎藤誠厩舎)が、みやこステークス(3歳上・GIII・ダ1800m)で重賞初制覇を狙う。

 ワールドタキオンは父アジアエクスプレス、母アナコンダ、母の父フサイチコンコルドの血統。一昨年4月のデビュー戦で10着に敗れた後、園田へ転厩。ここで8戦4勝の成績を残してから再転入すると、今年4月の復帰戦から快進撃が始まった。1勝クラス、2勝クラスの五泉特別、3勝クラスの甲州街道Sと3連勝。重賞初挑戦となったエルムSでも前崩れの展開の中、番手から渋太く2着に踏ん張ってみせた。

 今年のJRAの平地重賞の勝ち馬89頭のうち、デビュー戦で2桁着順だったのはカラテとファストフォースの2頭のみ。斎藤誠調教師、斎藤新騎手の父子タッグの重賞初制覇もかかる一戦。ワールドタキオンの“下剋上V”を期待したい。