珍名馬のイツモニコニコ(牝2、栗東・浜田多実雄厩舎)がファンタジーステークス(2歳・GIII・芝1400m)で重賞初制覇を狙う。  イツモニコニコは父ビッグアーサー、母オルトリンデ、母の父ダンスインザダークの血統。オープンで活躍したドス…

 珍名馬のイツモニコニコ(牝2、栗東・浜田多実雄厩舎)がファンタジーステークス(2歳・GIII・芝1400m)で重賞初制覇を狙う。

 イツモニコニコは父ビッグアーサー、母オルトリンデ、母の父ダンスインザダークの血統。オープンで活躍したドスハーツの他、パクパクデスワやウマピョイなど、個性的な馬名をつける大田恭充オーナーの所有馬だ。ここまで2戦1勝。

 9月新潟の新馬(芝1400m)は中団から差し届かずの3着だったが、続く前走の未勝利で初勝利。それも出遅れから巻き返し、前半3F33秒3のハイペースで逃げての押し切りだから、相当に強い内容だった。勝ち時計の1分21秒2もペースの違いこそあれ、前日の2歳オープン・ききょうS(1着クイックバイオ)より0秒3速かったので、重賞でも軽視禁物だ。

 ここまで2戦、結果的に逃げ差し両極端なレースができているのも大きな強み。一気の相手強化とあって伏兵評価かもしれないが、高配当の使者となることを期待したい。