男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は10月31日、第9シードで出場していたT・フリッツ(アメリカ)が腹部の張りのため2回戦を棄権すると発表した。>>ジョコらパリマスターズ組み合わせ<<3…

男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は10月31日、第9シードで出場していたT・フリッツ(アメリカ)が腹部の張りのため2回戦を棄権すると発表した。
>>ジョコらパリマスターズ組み合わせ<<
30日に行われた1回戦で世界ランク29位のS・バエス(アルゼンチン)をストレートで下し初戦突破を果たしていた26歳のフリッツは、31日に試合は組まれていなかったものの、大会を通じ棄権を発表。SNSでは「僕が望んでいたのはトリノの出場権をかけて戦うことだったんだけど、今日検査を受けた結果、プレーすることは不可能になったんだ。リハビリの時間だね」とコメント。
1回戦終了後の記者会見でフリッツは「ちょっと気になっていたんだ。でも、スライディングでフォアハンドをスライスで返したときに、今までやったことのないようなことをしたような気がしたんだ。たぶん、何かが切れたか、引っ張られたんだと思う。だから、検査を受けて、何が起こっているのか確かめないといけないね」と語っていたが、検査の結果あまり良い結果とはならなかったようだ。
今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)のランキングでは8位のH・ルーネ(デンマーク)に対し190ポイント差の9位につけているフリッツ。今回の棄権におりかなり厳しい状況に追い込まれてしまい、もしルーネがロレックス・パリ・マスターズの2回戦に勝利した場合は無条件で最終戦出場の権利が消滅することになる。
フリッツと対戦予定だった世界ランク54位のD・アルトマイアー(ドイツ)は3回戦進出となった。