日本野球機構(NPB)が10月24日、9・10月度の『大樹生命月間MVP賞』を発表。 【映像】投手が見てるのに盗塁スタートする瞬間 育成出身の野手としては初めて同賞に選出された福岡ソフトバンクホークス・周東佑京が、野球ファンの間で話題となっ…

日本野球機構(NPB)が10月24日、9・10月度の『大樹生命月間MVP賞』を発表。

【映像】投手が見てるのに盗塁スタートする瞬間

育成出身の野手としては初めて同賞に選出された福岡ソフトバンクホークス・周東佑京が、野球ファンの間で話題となっている。

今季、盗塁王を獲得した周東は、対象となった9・10月の26試合で、実に12回ものマルチヒットを打ち、“鷹の斬り込み隊長”として活躍。34安打で打率.330、1本塁打、8打点、12盗塁をマーク。プロ入り6年目にして初選出、また、育成出身の野手としても、記念すべき“第1号”となった。

10月27日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、そんな周東の月間MVP選出について改めて紹介することとなったが、その際に野球解説者の五十嵐亮太氏は、「(周東の選出は)“確かに!”っていう感じですよね。彼が打ち始めたっていうことによって後ろの柳田、近藤に上手く繋げることができたっていうのと、(番組のVTRで流れたのは)これ、引っ張ってる打席なんですけども、反対方向にも打てるようになったんですよ。このへんが、打率が上がった要因になったんじゃないかなと。」と、周東が“斬り込み隊長”として活躍したことで、打線全体がより良い形で機能するようになったという点や、これまでとは違い、逆方向への打球をヒットにするケースが増えたことを指摘。また、持ち味の“足”についても五十嵐氏は、「やっぱスチールですよね。ホントに速かったですね。それセーフになっちゃうの?とか、それで帰ってきちゃうの?っていうシーンが、たくさん見られたので、こういった選手がやっぱ塁にいると、相手ピッチャーは嫌ですし、ソフトバンクの打線として機能していくのかなというのを証明しましたよね。」と、周東がソフトバンク打線全体に与える影響の大きさについて、改めて強調する形でコメントした。

なお、こうした周東の活躍に、ネット上の野球ファンからは「この打撃で1年フルなら優勝してまう」「規定打席到達+3割超えだったら80盗塁とかしそうな勢いや」「育成野手で初というのを聞くといかに険しい道を進んできたかがわかるわ」「来年めっちゃ楽しみ」といった様々な反響が寄せられている。

(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)