今週の日曜日は、東京競馬場で天皇賞(秋)(GI・芝2000m)が行われます。  過去10年の天皇賞(秋)では、前走で安田記念(GI)に出走していた馬が2勝、前走毎日王冠(GII)組が2勝、前走日本ダービー組が2勝となっています。その他で…

 今週の日曜日は、東京競馬場で天皇賞(秋)(GI・芝2000m)が行われます。

 過去10年の天皇賞(秋)では、前走で安田記念(GI)に出走していた馬が2勝、前走毎日王冠(GII)組が2勝、前走日本ダービー組が2勝となっています。その他では前走で宝塚記念(GI)や札幌記念(GII)、オールカマー(GII)、京都大賞典(GII)からもそれぞれ勝ち馬が出ています。

 例年、ハイレベルなメンバーが集まる一戦ですので、コンスタントに使われて順調に調整されている馬がきっちりと結果を残していると言えます。前走からの間隔が好走するためのひとつの目安とも言えるのではないでしょうか。

 また、前走で3着内に入った馬が9勝2着6回3着7回と圧倒的な成績を残している事も見逃せません。順調に使われて、尚且つ高いレベルの成績を前走で残している馬を中心に予想を組み立てる事が的中への近道なのではないでしょうか。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走からの間隔が22週以上の馬(ただし、ディープインパクト産駒は除く)
[0-0-0-7]複勝率0%
該当馬:ドウデュース
(過去の該当馬:14年フェノーメノ3番人気14着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるドウデュースが該当しました。

 先述したようにコンスタントに使われている馬が結果を残しており、長期休み明けで挑んでくる馬は苦戦を強いられます。

 ドウデュースは3月のドバイターフ(G1)を直前で取り消しており、実際にレースを走るのは今年2月の京都記念(GII)以来となりますので、過去の傾向からすれば大きな割引が必要と言わざるを得ません。

 例外としては過去10年の天皇賞(秋)で多数の連対馬を輩出しているディープインパクト産駒です。ディープインパクト産駒は天皇賞(秋)との相性が良いため、それを活かす事で長く間隔が空いた不利を克服するのだと考えられます。

 ドウデュースの父はハーツクライであり、上位の例外には一致しません。イクイノックスとの二強対決に注目は集まり人気は必至ですが、ここは割り引いて考える方が妙味は高いのではないでしょうか。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。