60歳以上が参加するスポーツと文化の祭典「第35回全国健康福祉祭えひめ大会」(ねんりんピック愛顔〈えがお〉のえひめ2023)が28日、愛媛県内で開幕する。27日は、松山空港(松山市)に選手団が続々と到着した。県によると、この日は約1万人の…

 60歳以上が参加するスポーツと文化の祭典「第35回全国健康福祉祭えひめ大会」(ねんりんピック愛顔〈えがお〉のえひめ2023)が28日、愛媛県内で開幕する。27日は、松山空港(松山市)に選手団が続々と到着した。県によると、この日は約1万人の選手や監督らが県内入りしたという。

 横浜市から来た米沢祥子さん(88)は、年齢を重ねるたびに25メートル平泳ぎなどの年代ごとの世界記録を更新し続けてきた。「今回もがんばりたい。愛媛の地元の人たちとも交流したい」と話していた。

 県の職員やボランティアたちも旗を振って出迎えた。広島県東広島市の大学3年、山内奈波さん(21)は「大好きな愛媛のために役に立ちたい」と、ボランティアのために松山市に帰省。「選手の人たちにも愛媛はいいところだなと、ぜひ感じてほしい」と語った。

 大会は31日まで。「スポーツ交流大会」(10種目)、「ふれあいスポーツ交流大会」(15種目)、「文化交流大会」(4種目)で競われる。県によると、観客を含めてのべ約50万人の参加を見込んでいる。(神谷毅)