日大アメフト部の違法薬物事件で、3年生部員の北畠成文(のりやす)被告(21)=麻薬取締法違反罪で起訴=が、面識のない密売人に自らSNSで連絡して大麻を購入していたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、北畠被告が4年生部員の矢部鑑羅…

 日大アメフト部の違法薬物事件で、3年生部員の北畠成文(のりやす)被告(21)=麻薬取締法違反罪で起訴=が、面識のない密売人に自らSNSで連絡して大麻を購入していたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、北畠被告が4年生部員の矢部鑑羅(あきら)容疑者(21)=麻薬特例法違反容疑で逮捕=に密売人を紹介したとみている。

 2人は昨年度、寮で同部屋だった。警視庁は部で大麻が広がっていた可能性があるとみている。

 捜査関係者によると、2人の取り調べやスマートフォンの解析などで、北畠被告がX(旧ツイッター)で密売人と連絡をとっていたことが判明。密売人は、大麻の隠語である「野菜」などの言葉を使い、購入者を募集するような投稿をしていたという。北畠被告はこの密売人にXでメッセージを送り、匿名性の高い通信アプリ「テレグラム」に移って具体的なやりとりをしていたという。