今年のフェブラリーSこそ3着に終わったが、かしわ記念、帝王賞とダートGI/JpnIを連勝中のメイショウハリオ(栗東・岡田稲男厩舎)。次走は11月3日に大井競馬場、ダート2000mで行われるJBCクラシックを予定しており、今朝25日はレー…

 今年のフェブラリーSこそ3着に終わったが、かしわ記念、帝王賞とダートGI/JpnIを連勝中のメイショウハリオ(栗東・岡田稲男厩舎)。次走は11月3日に大井競馬場、ダート2000mで行われるJBCクラシックを予定しており、今朝25日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 朝一番のCWで3頭併せ。テーオーカルドアが先頭、これにメイショウハリオが続き、一番後ろからテーオーロイヤルという隊列で向正面の6F標識を過ぎていく。前半のラップは少し遅いが、この雰囲気は先週のCW3頭併せと同じような感じ。先週はここでメイショウハリオの手応えが渋く見えたが、今朝はそういったところもなくスムーズな反応を見せた。

 4コーナーから最後の直線に向くところでもしっかりと加速できていて、ラスト2F標識を過ぎたところでは先行馬を捕まえて前に出る。しばらくその状態が続いたが、ラスト1F標識手前で内からテーオーロイヤルが接近してきて、これにはあっさりと追い抜かれてしまう。

 時計は6F84.3-5F68.6-4F52.6-3F37.3-2F23.2-1F11.4秒。ラスト1Fのラップはテーオーロイヤルが11.5秒なので、メイショウハリオが抜かれてから差を詰めているということにはなるので、ここが芝で重賞を勝った馬とダートでGIを勝った馬の違いなのかも知れない。十分すぎるくらいに乗り込んできた、ここまでの調教内容を考えると、中身は出来ているはずで、実戦ならしっかり動いてくれるのかも知れない。

(取材・文:井内利彰)