来週3日は大井競馬場と門別競馬場でJBCの4レースが開催。砂の祭典が行われるわけだが、JRAでは11月5日に京都競馬場のダート1800mでみやこSが行われる。ここをステップに今後の飛躍が期待される馬が集まるダート重賞だが、そこへの出走を…

 来週3日は大井競馬場と門別競馬場でJBCの4レースが開催。砂の祭典が行われるわけだが、JRAでは11月5日に京都競馬場のダート1800mでみやこSが行われる。ここをステップに今後の飛躍が期待される馬が集まるダート重賞だが、そこへの出走を予定しているダート3連勝中のアスクドゥラメンテ(栗東・藤原英昭厩舎)がレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 朝一番のCWで西村淳也騎手が跨り、アクートゥスとの併せ馬。6F標識を通過する時に3馬身弱くらいの差だったが、その差を保ちながら3コーナーから4コーナーを抜けていく。最後の直線に向くと、内を通った分もあって、その差は1馬身のところまで詰まり、ラスト1F標識を迎える頃にはほぼ馬体を並べるところまで迫った。

 軽く仕掛けられただけで半馬身ほど前に出て、その差のままゴール。見た目には決して派手な動きではなかったが、これまでの競馬と同じように、前を見るポジションから確実に目標を捕まえるという走りはできていたように思う。

 時計は6F83.7-5F68.5-4F53.4-3F37.6-2F22.8-1F11.1秒。前走がデビュー以来最高馬体重の546キロだったが、その重量感はこの追い切りでも感じる。ただ、重いというわけではなく、スピードもあるパワーという感じでダートグレードで勝つために必要な素質を兼ね備えているといった感じ。強いメンバー相手にはなるが、楽しみな一戦であることは間違いない。

(取材・文:井内利彰)