水球の日本選手権が26日に開幕するのを前に、大会に出場するブルボンウォーターポロクラブ柏崎(ブルボンKZ)の男女チームの壮行会が23日夜、新潟県柏崎市で開かれた。男子では、リオデジャネイロと東京の2大会連続で五輪に出場し、昨年3月に現役を…

 水球の日本選手権が26日に開幕するのを前に、大会に出場するブルボンウォーターポロクラブ柏崎(ブルボンKZ)の男女チームの壮行会が23日夜、新潟県柏崎市で開かれた。男子では、リオデジャネイロと東京の2大会連続で五輪に出場し、昨年3月に現役を引退した志水祐介選手(35)が復帰。若手とともに2018年以来の日本一を目指す。

 壮行会はチームを応援するサポーターズクラブ(会長=小出昭夫・柏崎信用金庫理事長)が主催した。

 壇上に並ぶ選手を代表して、男子の平田一成主将は「1回戦の慶応大学戦に勝てば、次の相手は昨年(準決勝で)敗れた日本体育大学と思われる。一戦一戦を大事に戦い、優勝を目指したい」。女子の梅村香穂主将は「メダル獲得を目標にチーム一丸となって戦い、柏崎に良い結果を持って帰って来られるように頑張りたい」と意気込んだ。

 壮行会終了後には、志水選手が取材に応じた。3位に終わった昨年の大会後に復帰要請を受け、今年4月、「今季限り」として決断したことを明かした。

 また、「昨年は柏崎市、新潟県の皆さんに悲しい思いをさせてしまった。コロナ禍で選手と市民のふれあいの機会がなかったこともあって、市民の『水球熱』が下がってきているのではないかと感じた」と話した。そのうえで、「もっと盛り上げたい。日本一を争うチームになることで、皆さんと一体感を持てるような状況につくり直したいとの思いが強かった」と復帰の理由を語った。

 男女の決勝と3位決定戦が予定される28日は、柏崎市役所1階でパブリックビューイングが行われる。申し込み不要で定員100人。入場無料。(戸松康雄)