10月20日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に、野球解説者のG.G.佐藤氏が出演。シーズン終盤に追い上げ、見事、チームをクライマックスシリーズ進出へと導いた千葉ロッテマリーンズの指揮官、吉井理人監督に言及した。【映像】監督が&ldq…

10月20日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に、野球解説者のG.G.佐藤氏が出演。シーズン終盤に追い上げ、見事、チームをクライマックスシリーズ進出へと導いた千葉ロッテマリーンズの指揮官、吉井理人監督に言及した。

【映像】監督が“サインミス”で謝罪する衝撃の瞬間

10月14日にZOZOマリンスタジアムで行われたパ・リーグCSファーストステージの1回戦、千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークスとの一戦。4-2、ロッテ2点のリードで迎えたこの試合の6回裏の攻撃、無死一、二塁の好機で、打席に立ったのは5番・安田尚憲。ここでロッテベンチは、レギュラーシーズンで1度も犠打を決めていない安田に送りバントの指示を出すものの、初球、そして2球目とあえなく連続で失敗。瞬く間にカウント0-2と追い込まれることに。

ここでベンチは犠打を諦めて強攻策へと変えることとなったが、続く3球目、安田はやや甘く入った外寄りのストレートを、見事、右中間方向へと弾き返し、タイムリーに。ロッテは勝利を引き寄せる上での貴重な追加点を得ることとなったが、その際、中継映像では、ベンチの吉井監督が、一塁ベース上の安田に向けて拍手をした後で、笑顔で両手を合わせて「ごめんね!」と謝る姿が映し出されることに。

こうした今季のロッテを象徴するともいえる光景をVTRで観たG.G.佐藤氏は、「これはもうね、名シーンですよ。歴史に残る。監督が試合中に謝るなんて見たことないです、今まで。」と、こうした監督のリアクション自体が“異例中の異例”であるとした上で、「“ごめんね、バントのサインなんか出しちゃって…”って、こんなことやる監督いないですよ。(人柄が)現れますね。選手の距離感、いい距離感、距離感が近いっていうのを感じましたよね。」と、改めて吉井監督ならではの人柄を称賛。そうした上で、番組司会の辻歩アナウンサーから「どうですか、G.G.さんも今までいろんな監督とやったと思いますけど、謝られたことあります?」と訊ねられると、「ないですし、今までもこんな監督見たことないです。時代が変わったなと思いましたもん、ホントに。」と、昭和・平成の野球界では考えられなかったような“新しいタイプの監督”であるとした。

今季はベンチで見せるリアクションが“お茶目かわいい”としばしば話題となってきた吉井監督だが、そんな同監督について、ネット上の野球ファンからは「素晴らしい。こういう監督こそ、選手から慕われるし、信頼も厚くなる。」「立場の上の人間が謝れるって素敵なことよ。」「吉井監督も金子コーチも笑いを堪えてからの謝罪に笑わせてもらった笑」「ロッテ雰囲気良いね」「吉井監督と日本一になりたい。」といった様々な反響が寄せられている。

(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)