今年8月の世界陸上選手権の女子やり投げ競技で優勝するなど活躍を続ける北口榛花(はるか)選手(25)=日本航空所属、北海道旭川市出身=に、北海道の鈴木直道知事は19日、輝かしい活躍をし、功績が顕著な人に贈られる賞「栄誉をたたえて」を授与した…

 今年8月の世界陸上選手権の女子やり投げ競技で優勝するなど活躍を続ける北口榛花(はるか)選手(25)=日本航空所属、北海道旭川市出身=に、北海道の鈴木直道知事は19日、輝かしい活躍をし、功績が顕著な人に贈られる賞「栄誉をたたえて」を授与した。

 受賞後、北口さんは世界陸上の金メダルを首からかけ、陸上・ダイヤモンドリーグの年間チャンピオンのトロフィーを携えて、鈴木知事と懇談。北口さんは「来年、パリ(五輪)でも金メダルを取りたいという気持ちがさらに強くなってきている」と飛躍に意欲を示し、鈴木知事は「活躍することを心から期待をしています」とエールを送った。

 現在チェコを拠点にする北口さんは、記者団に自らの北海道時代を振り返り、「本当に何も考えずに、全力で投げるっていうことだけをやっていた。それで記録が出ていましたし、すごく楽しかったんですけど、今はより深く考えてやり投げに向き合って生活しているかな、というふうに思う」と話した。

 20日は旭川市で今津寛大市長を表敬し、21、22日は地元旭川の小中高校生らを対象とした陸上競技教室で、やり投げ競技の魅力を伝える。(松尾一郎)