富士ステークス(3歳上・GII・芝1600m)はディープインパクト産駒に注目したい。これまでに延べ24頭が出走して[4-4-4-12]の勝率17%、複勝率50%。回収率は単複ともに100%を超えているので、相性がいいことは間違いない。 …

 富士ステークス(3歳上・GII・芝1600m)はディープインパクト産駒に注目したい。これまでに延べ24頭が出走して[4-4-4-12]の勝率17%、複勝率50%。回収率は単複ともに100%を超えているので、相性がいいことは間違いない。

 今年はキラーアビリティ(牡4、栗東・斉藤崇史厩舎)が参戦する。一昨年のホープフルSを制し、一気にクラシック候補に浮上。皐月賞は13着、日本ダービーは6着に敗れたが、年末の中日新聞杯で2つ目の重賞タイトルを獲得した。今年3戦は5着、13着、5着だが、前々走は強豪相手の大阪杯だったので致し方なし。前走の新潟大賞典でも59kgを背負いながら掲示板を確保しているので、少なくとも大きな衰えはないだろう。今回は初のマイル戦となるが、もともと前向きなタイプ。むしろプラスの可能性もあるので、巻き返しがあっていい。

 ホープフルSを制した時の横山武史騎手と、昨年の日本ダービー以来、6戦ぶりのコンビ復活となるのも心強い材料。ディープインパクト産駒として13年ダノンシャーク、14年ステファノス、15年ダノンプラチナ、20年ヴァンドギャルドに続く、3年ぶりの5勝目を期待したい。