現地時間18日、イギリス・ウェザビー競馬場7Rで“1頭立て”の競馬が行われた。同レースは障害4840m戦として実施される予定だったが、単走になったため距離を大幅に短縮。出走馬のエニーニュース(Any News、セ8、英・N.マルホランド…

 現地時間18日、イギリス・ウェザビー競馬場7Rで“1頭立て”の競馬が行われた。同レースは障害4840m戦として実施される予定だったが、単走になったため距離を大幅に短縮。出走馬のエニーニュース(Any News、セ8、英・N.マルホランド厩舎)がゴール前の100m〜200mほどを流すだけで終了した。そのため、勝ちタイムなども記録されておらず、英競馬メディア『Racing Post』のレース短評でも「歩いてゴールした」と、ひと言だけ記載されているのみだ。

 欧州では、5頭にも満たない少頭数でレースが行われること自体珍しくない。今年8月の英インターナショナルSは4頭立て、シャフリヤールが出走した昨年のプリンスオブウェールズSが5頭立てであったように、G1であっても頭数が揃わないことがある。とはいえ、1頭立てはさすがにレアケース。それでも、21年3月20日のケンプトン1Rや、22年11月19日のアスコット2Rなどで発生している。

 なお、現在の中央競馬では出馬投票時に5頭未満でレース不成立となるが、出馬確定後に出走取消、競走除外が発生して4頭以下になる場合がある。地方競馬では最初から5頭未満で実施されたケース(15年10月7日・名古屋1Rなど)も存在する。